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(初出:2005年4月4日)
物産展の舞台となる、デパートのイベント会場。
(デパートによって呼び方はさまざまです。
高島屋さんは催会場、東急百さんは催物場とか)
イベント会場はさまざまな催し物に使われます。
もちろん物産展もありますが、
ある時は婦人服バーゲンだったり、ある時はワコールのバーゲンだったり、
ある時はベビー服・子供服バーゲンだったり、ある時は古書市だったり、
ある時は生け花展だったり、ある時は美術展だったり。
その催し物は通常1週間単位で入れ替わります。
短いときには3日間くらいのときもあります。
ということは、年に最低52回の入れ替えがあるということなんです。
しかも、極端な場合、昨日まで服を売っていた場所が、次の日には食品売場になるのです。
それも、1晩か長い場合でも、中1日で入れ替わるのです。
商品の入れ替えはそれぞれの出店者が
梱包から運搬までするのでそれほど困難ではりません。
ところが、服を掛けているハンガー、ガラスのケース
あるいは食品の冷蔵や冷凍のケース
(こういった商品を陳列するさまざまなケースなどを
業界用語で什器といいます)
は誰が入れ替えるのでしょうか。
そもそも、使ってない什器はどこに保管されているのでしょう?
デパートの倉庫なんでしょうか?
じつは、あの多くの什器はほとんど(おそらく95%以上)が
リースされているものなのです。
ですから、リース会社が毎週すべて入れ替えているのです。
もちろん使わない什器は、リース会社の倉庫に保管されるわけなんです。
東京では、デパート相手に什器リースする会社が何社もあります。
大手は山元(やまげん)・大洋工芸・七彩(ななさい)・
コスモ企画・東京マネキン(東マネ)といったところでしょう。
これらの会社は、毎週入れ替え日の夕方になると
倉庫からトラックで次の催し物の什器を運んできます。
そして、催し物が終わって、出店者が商品を運び出します。
空になった什器をリース会社の作業員がコンパクトにたたんで、運び出します。
そう、ほとんどの什器がかさばらないように、折りたたみ可能なのです。
そして、つぎ使う什器はたたんだままトラックから下ろされています。
その空になったトラックに倉庫に戻す什器を運び込んでいきます。
そして空になった、イベント会場には倉庫から来た什器が運び込まれて、
組み立てられていくのです。
彼らの仕事は、夕方から深夜に及びます。
時には、什器が足りなくて、たとえば千葉で使っていた什器を撤収してきて
それを待って、搬入して組み立てることもあります。
その待ちで深夜に終わればよいのですが、翌朝まで搬入することもあります。
なかなかハードな仕事です。
しかも、店によっては搬入する場所がひどい事もあります。
渋谷の東急東横店は、なんとモアイ像の脇から搬入です。
通行人も多いところだけに事故の危険もあり、気が抜けません。
あと、新宿の某百貨店は、別館から搬入するので、
1F→B4F→本館に水平移動→各階という、
すさまじく遠回りだと聞いたことがあります。
(しかも、入れ替え日のエレベーターは
全館でも入れ替えなのでなかなか来ない上に、乗れないことも)
リース会社がリースするものはいろいろあります。
物産展関係でも、平らな陳列台、冷蔵オープンケース、冷凍オープンケース、
冷蔵斜面ケース(よくケーキとかが入っている)、実演台、コールドテーブル、
ネタケース、ボイラー(蒸し器)、フライヤー(揚げ物器)、グリラー(焼器)
イートイン用のテーブル、いす、やかん、急須、コップ、湯のみ
寸胴鍋、ガス炊飯器、電気炊飯器…
挙げていくときりがありません。
面白いところでは、回転寿司のレーンというのもあります。
高島屋さんの北海道展でまれに見ることが出来ます。
とにかく什器リース会社という存在がなければ、物産展は成り立たないのです。
というわけで、今日の写真はおそらく業界最大手の
山元さんのアルバイト作業員がつける腕章です。
(なんで持ってるんだろう?自分でも不思議です)
※4月13日追加
アルバイト作業員の派遣会社(札幌)のHP発見しました。
業界用語集になってるから、彼らの仕事が垣間見えるかも。
http://sapporo.cool.ne.jp/gakuso/yougo.htm
物産展の舞台となる、デパートのイベント会場。
(デパートによって呼び方はさまざまです。
高島屋さんは催会場、東急百さんは催物場とか)
イベント会場はさまざまな催し物に使われます。
もちろん物産展もありますが、
ある時は婦人服バーゲンだったり、ある時はワコールのバーゲンだったり、
ある時はベビー服・子供服バーゲンだったり、ある時は古書市だったり、
ある時は生け花展だったり、ある時は美術展だったり。
その催し物は通常1週間単位で入れ替わります。
短いときには3日間くらいのときもあります。
ということは、年に最低52回の入れ替えがあるということなんです。
しかも、極端な場合、昨日まで服を売っていた場所が、次の日には食品売場になるのです。
それも、1晩か長い場合でも、中1日で入れ替わるのです。
商品の入れ替えはそれぞれの出店者が
梱包から運搬までするのでそれほど困難ではりません。
ところが、服を掛けているハンガー、ガラスのケース
あるいは食品の冷蔵や冷凍のケース
(こういった商品を陳列するさまざまなケースなどを
業界用語で什器といいます)
は誰が入れ替えるのでしょうか。
そもそも、使ってない什器はどこに保管されているのでしょう?
デパートの倉庫なんでしょうか?
じつは、あの多くの什器はほとんど(おそらく95%以上)が
リースされているものなのです。
ですから、リース会社が毎週すべて入れ替えているのです。
もちろん使わない什器は、リース会社の倉庫に保管されるわけなんです。
東京では、デパート相手に什器リースする会社が何社もあります。
大手は山元(やまげん)・大洋工芸・七彩(ななさい)・
コスモ企画・東京マネキン(東マネ)といったところでしょう。
これらの会社は、毎週入れ替え日の夕方になると
倉庫からトラックで次の催し物の什器を運んできます。
そして、催し物が終わって、出店者が商品を運び出します。
空になった什器をリース会社の作業員がコンパクトにたたんで、運び出します。
そう、ほとんどの什器がかさばらないように、折りたたみ可能なのです。
そして、つぎ使う什器はたたんだままトラックから下ろされています。
その空になったトラックに倉庫に戻す什器を運び込んでいきます。
そして空になった、イベント会場には倉庫から来た什器が運び込まれて、
組み立てられていくのです。
彼らの仕事は、夕方から深夜に及びます。
時には、什器が足りなくて、たとえば千葉で使っていた什器を撤収してきて
それを待って、搬入して組み立てることもあります。
その待ちで深夜に終わればよいのですが、翌朝まで搬入することもあります。
なかなかハードな仕事です。
しかも、店によっては搬入する場所がひどい事もあります。
渋谷の東急東横店は、なんとモアイ像の脇から搬入です。
通行人も多いところだけに事故の危険もあり、気が抜けません。
あと、新宿の某百貨店は、別館から搬入するので、
1F→B4F→本館に水平移動→各階という、
すさまじく遠回りだと聞いたことがあります。
(しかも、入れ替え日のエレベーターは
全館でも入れ替えなのでなかなか来ない上に、乗れないことも)
リース会社がリースするものはいろいろあります。
物産展関係でも、平らな陳列台、冷蔵オープンケース、冷凍オープンケース、
冷蔵斜面ケース(よくケーキとかが入っている)、実演台、コールドテーブル、
ネタケース、ボイラー(蒸し器)、フライヤー(揚げ物器)、グリラー(焼器)
イートイン用のテーブル、いす、やかん、急須、コップ、湯のみ
寸胴鍋、ガス炊飯器、電気炊飯器…
挙げていくときりがありません。
面白いところでは、回転寿司のレーンというのもあります。
高島屋さんの北海道展でまれに見ることが出来ます。
とにかく什器リース会社という存在がなければ、物産展は成り立たないのです。
というわけで、今日の写真はおそらく業界最大手の
山元さんのアルバイト作業員がつける腕章です。
(なんで持ってるんだろう?自分でも不思議です)
※4月13日追加
アルバイト作業員の派遣会社(札幌)のHP発見しました。
業界用語集になってるから、彼らの仕事が垣間見えるかも。
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