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物産展情報を気ままに綴ります。
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物産展の開催時期の変更というのは百貨店にとっても、出展者ににとっても大きなリスクとなります。

1.競合店と開催時期が重なる→客の取り合いで売上が伸び悩む
2.(特に同じ地域を扱うもので)規模の大きい物産展と重なる→出展者が集まらず魅力のない物産展になる
→出展者のスケジュール調整が困難になる
3.常連客が開催時期が変更になったことを知らない→客数が伸び悩む

といった問題が予想されます。

例年6月の上旬から中旬にかけて開催される京都伊勢丹の北海道物産展ですが、
今年は7月の下旬に開催時期が変更されました。
さぞかし変更でいろいろ苦労したのではないでしょうか。

1.梅田大丸の北海道物産展と重複した→大阪北部の客は来なかったのでは?
2.梅田大丸の北海道物産展と重複した→ちょっと例年より出展者が物足りない印象が…
3.常連客が開催時期が変更になったことを知らない→ちょっと客数が少なかった気が。

とはいえ梅田大丸も今年開催したのは初めてだったそうで、
京都伊勢丹の人にとっては寝耳に水だったでしょうね。

この時期に変更した理由は二つあるようです。
1.ある季節限定商品を取り扱いたかったから
2.京都大丸の北海道物産展に先制したかったから

その季節限定商品とはとは、「うに」です。
広告の中面でもかなり大きく取り上げられていますが、
利尻のエゾバフンウニが7月から8月上旬のこの時期だけ解禁されています。
だからこれを扱うためにこの時期に開催期間を変更したそうです。

京都大丸への先制はちょっと失敗してるかもしれません。
いつものパン屋さんやコロッケ屋さんなどはおそらく京都大丸に引っ張られたのでしょう。

信州うまいもの展と同様でギフトセンターと同時開催でしたので、
面積が狭くなっていました。
そのせいか出展者の顔ぶれもいつもより寂しい感じでした。

ひとつは梅田大丸と重なったということもあるのかもしれませんが、
ギフトセンターと同時開催ということで、力が入ってない気もしました。
もうちょっとはっきり書くと催事屋さんぽいところが多い気がしました。

さて、とりあえず今回のお目当てはなにはともあれうにです。
20090724.jpgb32ce21f.jpeg







冷蔵オープンケースに入ってるのにさらにこんな感じで厳重に冷やされています。

何度も書きますが、利尻のエゾバフンウニが解禁なのはこの時期だけです。
それを塩水で漬けて全国に送り出してくるのです。

漫画の『美味しんぼ』でも取り上げられていましたが、
利尻昆布というのは京都の料亭などで使用される最高級だし昆布です。

海原雄山がこの昆布に穴が開いているのを見つけて、
ゴキブリに食われたのだと思って、弟子を叱責するする話があります。

それを山岡士郎が、エゾバフンウニが食べた跡だと看破して、
その弟子を救うというオチでした。

そう利尻のエゾバフンウニは利尻昆布を食べているのです。
だから他のエゾバフンウニよりも旨みを蓄えているのです。

また、よく魚屋さんで売っている船に乗っけられているのは、
ミョウバンで固めたてあるものです。
だから食べると多少えぐみがあったりします。

そしてこの時期を逃すとすべて塩うになどに加工されてしまいます。
だから美味しい生(エゾバフン)うにを食べられるのはこの時期だけなのです!
あ、ついついコーフンしてしまいました。

売っていたのは利尻の利尻富士町/北洋食産というお店。
配送の依頼をしたついでに、試食させてもらいました。
10222906.jpeg試食用のうにが美味しそうにざるに盛られています。
本当にきれいな色をしています。

塩うにと違って塩で水分を抜いたりしていないので
ぷるぷるとして今にも崩れそうです。



60129c1f.jpeg透明なフィルムに載せてもらって食べます。
かなりサービスして載せてくれました。

甘い!淡い味ですが、甘い。
しょっぱさはほとんどありません。



売っている人によると酢飯には味が負けるので、
白飯でうに丼にするのが最高の食べ方だそうです。

この後東京に向かう用事があったので、
弁当とおかずを物色しました。

3c50e5d9.jpegひとつは札幌市/豊平館の弁当。

豊平館はススキノの南の中島公園にある建物です。
明治13年に明治天皇の札幌行幸にあたって建造された
ご宿泊所で、国の重要文化財にも指定されています。

ステーキ弁当などがあったのですが、
ホタテも食べたかったのでこれにしました。1365円。
d4f4933d.jpeg
肉も柔らかいのですが、
ホタテが柔らかいんです。箸でちぎれます。
中はレア状態。




38ac942b.jpegおかずはこれ。小樽市/なると屋の鳥の唐揚げ。
1個137円。

ザンギが有名というと小樽市のニューなるとが有名ですが
ニューなるととの関係は不明です。



3cc98efc.jpg朝里(小樽と札幌の中間くらい)に本店があるようですね。







ebc5dad7.jpegゴロっと大きいです。
見た目以上にボリューム満点。

肉も柔らかくて美味しかったですよ。
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7月12日の記事で物産展の乱発に憂慮していると書いたのですが、今回の物産展もその一つです。
今まで秋と春の年2回開催だった梅田大丸がこの時期に北海道物産展を新規に開催しています。

梅田大丸の入居するアクティ大阪が2011年に増床して、大丸も全面改装するそうです。
それに備えての「全館全力売りつくし」中なので
その目玉企画として北海道物産展を持ってきたという事情もあるようです。

ところで大阪の物産展はバイヤーのキャラが立っています。
うめだ阪急の薬師寺さん、なんば(正確には関西各店担当の)高島屋の早崎さんが有名です。

それもそのはず、物産展の広告に写真やイラストでバイヤーさんが顔を出していて、
「熱血バイヤー 薬師寺が行く!」みたいなキャッチコピーが出てるんですから。
私だったら恥ずかしいので絶対お断りします(笑)

そういえば大阪の日本旅行にも名物添乗員の平田さんという人がいます。
名物バイヤーだの名物添乗員というのは大阪ならではの存在なのかもしれません。

ということで関西各店の大丸にも名物バイヤーが登場しました。
本田バイヤーです。札幌駐在で北海道物産展専任だとか。おそらく30台くらいの方です。

まだまだ偉大な先輩の後ろで霞みがちですが、
しっかりと広告やテレビ番組にも登場して売込み中です。

22日からの開催だったのですが、22日は日食観察をしていました。
ですので23日に行ってきました。

折りしも1年でもっとも暑いといわれる二十四節気の「大暑」の日でありました。
この日の大阪は最高気温が33℃を超えていて本当に暑い日でした。
やはり広告の一押しもアイス・ジェラート・ソフトクリームでした。

B4判表裏の広告の約1/5が
中札内村/花畑牧場のアイスクリーム、
長沼町/あいすの家のソフトクリーム、
浜中町/ファームデザインズのソフトクリーム、
札幌市/レ・ディ・ローマのジェラートで占められています。

hanabatake.JPG特に中札内村/花畑牧場の「ホットキャラメルアイスクリーム」が
大きく取り上げられています。
ということで大行列になっています。

東京では原宿やら銀座にも店ができて希少性がなくなっているようですが、
大阪ではまだまだブームのようです。



逆に他のソフトクリームやジェラート屋さんは少し手持ち無沙汰のようでした。
ファームデザインズはプリンやチーズケーキなど他にも売りものがあるのですから、
別の商品を広告に出したほうが良かったのではないかと思います。

そのほか行列していたのは、イートインがほとんどです。
花畑牧場ホエー豚亭のホエー豚丼、
札幌市/らぁめん道場 黒帯のラーメン、
北見市/居食酒屋 団欒のカニ入りオホーツク北見塩やきそばが行列していました。

イートインの小樽市/うしお亭、函館市/いくら亭や
海鮮系弁当の札幌市/北海岸、札幌市/酒殿 多聞天、釧路市/清味屋などは閑散としていました。
暑いと海鮮は忌避されるのかもしれません。

ちょうどお昼時だったのでラーメンを食べてみることにしました。
ホエー豚丼は池袋西武で食べましたが、脂っぽいだけです。
体調が悪いと吐き気がしそうなくらい脂だらけです。
量も少ないのに値段が高くて食べる気がしません。

広告でも「バイヤー本田が今いちばんおすすめの店」ということで期待が盛り上がります。
10分ほど待って入ることができました。

広告では<大丸限定>みそらぁめん1155円が掲載されていましたが、
大丸の人に聞くと煮卵が載っていて、チャーシューが増量されているだけだということなので、
みそらぁめん890円にしました。
しょうゆもあるのですが、みそが売りの店だそうです。

30席ほどなのですが、食券を渡してから10分以上かかりました。
どうやら配膳が不慣れのようです。

茹麺機の仕様で8杯くらい一気に仕上がるようなのですが、
配膳が遅いのでラーメン屋さんの人が少しイラッとしているのが顔に出ていました。

やはりラーメン屋さんとしては美味しい状態で食べてほしいので、
すぐに出してほしいのでしょう。

私のときも仕上がったラーメンが1分くらい放置されていて、
ラーメン屋さんが「お願いします」と配膳の人に声をかけていました。

しかも4人くらい居るのに、食べ終わった食器を片付けたりして
配膳が遅いわ、卓番号を確認しながら配膳していて
8杯出すのに3分くらいかかっていました。

しかも私のは8杯目でしたorz
f8c9475a.jpgこれが、みそらぁめん。
チャーシュー、メンマ、ねぎ、
もやしとキャベツの炒めたものが
トッピングされています。

スープの最初のひとくちは塩分薄めで、脂も少なめで
札幌ラーメンらしからぬ味わいでした。


b7835e9d.jpg麺はやや縮れていますが、
西山製麺やさがみやや森住のような硬さがなく、
これまた札幌ぽくない麺です。

ひょっとして麺がのびちゃったのかもしれません。
ただ大阪の人にとっては札幌の麺の固さは
とっつきにくいかもしれないので
わざと柔らかめに茹でてるのかもしれません。

食べ進めていくとスープは次第にコクが感じられるようになってきました。
野菜のスープが出ていて甘い感じですが、みその風味もします。

塩分が薄いのも大阪向け仕様なのかも知れません。
札幌ラーメンで有名なすみれも九州に行くと半分くらい残して戻ってくるといいますから。

このラーメンの秀逸なのはチャーシューでした。
炭火で炙っているのだと思いますがすごく香ばしくて美味しかったです。

向かいの席にいた親子が、「めっちゃ柔らかいわぁ」って感動するほど
とろとろで脂身が多いのですが、炭火の香ばしさでさっぱりと食べられました。

逆に問題なのはやはり配膳でしょう。
私の時には聞かれなかったのですが、「麺は固めにしますか?普通でよろしいですか?」って
聞かれているお客さんもいたりしました。

もし聞いてくれれば、私は固めを食べたかったのですが。

また、配膳の順番を間違っていて隣のお客さんが怒っていました。
卓番号が覚え切れていないようで、いちいち確認しながら配膳していました。

やはりこれでは回転が落ちてしまうので、
ラーメン屋さんにとっては機会損失が大きいのではないでしょうか。

5cb747b8.jpgあと残念なのは、レンゲです。
器の大きさに比べてレンゲの柄が短すぎです。

作り手に敬意を表してラーメンのスープを飲み干す
私のようなメタボにとっては、
最後のスープがすくい難くて困っちゃいました。



今回大丸でもセルフ販売方式のアンテナショップ<どさんこショップ>が設けられていました。
ちょうどホエー豚亭の向かい側のところです。

このエリアはホエー豚亭の行列もあってものすごく狭くなっていました。

dosanko3.JPG新宿高島屋や名古屋名鉄や立川伊勢丹で出店している
北海道どさんこプラザや北海道百科とは違う出展者のようです。

品揃えは似ていましたが、微妙に違うようです。
価格も少し高いようですし、乳製品や日配品が弱いようです。
やはりロスが多いのでしょうか。


札幌大丸に「北ほっぺ」という道産食品ショップがあるので、そこが運営しているのでしょうか?
そうであれば十勝正直村が運営者なのですが、十勝正直村の商品は並んでいませんでした。

dosannko1.JPGまたコーナーの半分は函館市/山丁長谷川商店の
商品が並んでいました。

魚卵や生珍味や昆布などの海産物が並んでいました。




ちょくちょく買い物しているお客さんもいました。
でも購入点数が2個とか3個どまりで少ないようです。

通路を広く取ればゆっくり買い物できるので購入点数が増えてもっと売れると思うのですが。

d21f3d16.jpg帰りに札幌市/ロイズコンフェクトの
新商品「ポテトチップチョコレート フロマージュブラン」693円と
生チョコレートの7月限定品「ダージリン」693円を購入してきました。

ポテトチップチョコレートはフロマージュブランとというからには
チーズが入っているのでしょうが、チーズの風味はしませんでした。


9506f5e5.jpg








その他の出展社

小樽市/小樽洋菓子舗ルタオ
砂川市/北菓楼
砂川市/ホリ
札幌市/洋菓子きのとや
帯広市/六花亭
札幌市/スイートオーケストラ
函館市/ペイストリースナッフルス
滝川市/レラ フロマージュ
札幌市/ろまん亭
帯広市/十勝ドーナツファーム
札幌市/Z:cCot(ズコット)
札幌市/マルキタプリン本舗
帯広市/十勝ベーグル
札幌市/神龍
札幌市/じゃがいもHOUSE
函館市/ヤマサ宮原かまぼこ
苫小牧市/農研百姓塾
大金ハム
北見市/北見ハッカ通商
白老町/白老温泉ホテル
札幌市/札幌養蜂園
紋別市/紋別おさかなよりあい会
苫小牧市/王子サーモン
函館市/船岡商店
寿都町/山下水産    など。

敵に塩を送るという故事があります。
これは戦国時代に甲斐(山梨)・信濃(長野)の武田信玄が駿河(静岡)の今川氏や
相模(神奈川)・武蔵(東京)の北条氏と対立して兵糧攻めに合った際、
やはり武田氏と対立していた越後(新潟)の上杉謙信が
人道的見地から塩を武田氏に送ったというものです。

(余談ですが武田信玄と上杉謙信が何度も戦った
川中島は現在の長野市の郊外です。)

このことが示すのは、山梨・長野には海が無いということです。
だから塩が入手できなかったのです。
これがもし南米や欧州のことであれば岩塩があったのですが。

物産展で海のものが無いというのは結構致命的なことです。
日本の食生活が欧米化したといっても、結局は魚がまだ売れます。
特に物産展のお客さんは年配者が多いのでその傾向は顕著です。

また物産展では加工度の低い生鮮品は売れません。
そういうものは地下で買うのが定着しているのと、
デパートから自宅まで帰るのに時間がかかる都市部では
近所のスーパーで買う人が多いのではないでしょうか。

また物産展の商品は小さいロットで宅配便などの
比較的割高な物流手段で運ばれます。

ですから鮮魚は特に「市場便」といわれる定期トラック便などで
全国各地から築地など都市部の卸売市場へ運んで来る商品のほうが
物流費も考慮すれば安かったりもするのです。

ちょっと長くなりますが、こんな理由もあります。
鮮魚の良いものは殆どが築地や大阪本場などの大都市圏に
送られてしまうという現実もあります。

たしかに大消費地ですから需要は多く高く売れる可能性はあります。
しかし昔から慣れ親しんできた地元の人が食べられないというのは
ちょっと複雑な気もします。

以上の理由で物産展では干物や珍味など加工した魚介類はよく売れます。
そして他の商品よりも値段が張るものも多く物産展の稼ぎ頭になっています。

だから北海道物産展は売上が大きいのです。
たしかに近年スイーツが売れてきたりしてはいますが浮動票に過ぎません。
売上の基礎票はあくまで蟹や鮭やたらこやいかの塩辛など海産物なのです。

その点海の無い県の物産展というのは非常に厳しいものがあります。
日本で海の無い都道府県は栃木・群馬・埼玉・山梨・長野・岐阜です。
こうして見るとあまり物産展でお目にかからないところが多いのです。
(岐阜は上野松坂屋で、栃木・群馬は船橋東武で開催していましたが)

その中で意外に物産展で見かけるのが長野物産展かもしれません。
やはり軽井沢・日本アルプス・スキー・温泉・善光寺など長野県は
観光資源が豊富だからでしょう。

以前にも書きましたが、物産展というのは出身である、住んだことがある、
観光などで行ったことがある、というのが来場動機になりやすいのです。

とはいえ長野でも単独開催ではなく新潟との同時開催が多いように思われます。
やはり海産物がないので商品が偏りやすく、売上を見込みにくいのでしょう。

ところがJR京都伊勢丹では長野県単独で物産展を開催しています。
これには理由があります。ちょうどお中元ギフトセンターを開設していて、
催物場が半分くらいしか使えないのです。

その面積であれば売上目標も高くなくて良いですし、
中元を買い求めるついでのお客さんが多いので
偏った商品構成でもなんとかなるのかもしません。

私はたまたま初日の昼過ぎに行ったのですが、
長野県のみにしては予想外に混雑していました。

小布施町の小布施栗菓製造の「栗福」という栗を模った金型で焼いた
今川焼きの生地のなかに栗あんと栗が1粒入ったお菓子(1個221円)や、
同じく小布施町の桜井甘精堂の栗どらやき(1個161円)、
長野市のいろは堂のおやきに大行列が出来ていました。

栗のお菓子に人気があるあたりは、さすが京都という感じです。
(いろは堂さんには申し訳ないですが)おやきみたいな素朴なものに
京都の人が並ぶのはちょっと意外でした。
東京なら理解できるのですが。

38267f8f.jpegこの日は梅雨の晴れ間で気温が上がり京都も33℃に達したのですが、
長和町の高原牧場の軽井澤ソフトクリーム(1本351円)は
ほとんどお客さんがいませんでした。
やはり30℃を超えるとソフトよりかき氷が売れるという法則は本当なのかも。


←名物の大階段も暑さで人がほとんどいませんでした。

そのほかにも軽井沢にも店のある東御市/アトリエ・ド・フロマージュのチーズ、ピザなど、
軽井沢町/カフェレストランPaomuのプリン、生キャラメル(!)、
駒ヶ根市/明治亭のソースかつ丼
(余談ですがソースかつ丼は福島県会津若松などにもみられます)、
安曇野市/就一郎漬本舗のわさび漬・野沢菜など、
上田市/みすヾ飴本舗 飯島商店のみすヾ飴、
長野市/八幡屋礒五郎の七味唐辛子
(東京やげん堀の中島商店、京都清水の七味屋本舗と並んで日本三大七味唐辛子です)、
軽井沢町/ジャムこばやしのジャム
(ここは非常に珍しい生のルバーブも販売してました)などもありました。

この中から3店でお買い物しました。
5f919387.jpegひとつはいろは堂のおやき6個(各181円)。
野沢菜・しめじ・野菜ミックス・ねぎみそ・かぼちゃ・切干大根を買いました。
正直に言って野菜ミックスと切干大根の味は同じに思えました。





2434b000.jpeg







996d4e84.jpeg次は長野市/長野ハムの鶏の山賊焼(100g399円)3枚と
長野牛コロッケ(1個210円)2個入のお買い得パック1050円。
1200円分くらい入ってるんだとか。

家に持って帰ったので山賊焼は冷えて見た目硬そうですが、
○ンタッキーよりも柔らかく感じました。
コロッケの味付けも良かったです。
よくある業務用と違って甘すぎたりもせず、肉の旨みがしっかり出てました。

最後に中野市/味麓庵の炊き込みごはんの素、混ぜごはんの素各種(各368円)を
よりどり3つで1050円だったので買いました。
山菜きのこ炊き込みごはん、山菜まぜごはん、山菜じゃこめしを購入。
これはまだ使ってません。ちょっと暑い日が続いてるとごはんとかやっぱり避けますね。

信州うまいもの展は6日(月)18時までです。
後援:(特)信州・長野県物産振興協会
予算:2000万



 ここ5年ほど、物産展業界では「アンテナショップ」の導入がトレンドになりつつあります。昨(08年)秋の全国の北海道物産展ではアンテナショップが一気に大ブレイク。京都大丸・池袋西武・新宿京王・町田小田急・銀座松屋・新宿高島屋・名古屋名鉄などでアンテナショップが新規に導入されました。

本来アンテナショップとは、2つのタイプがあります。ひとつは地方自治体などが開設するもの。もうひとつは企業が開設するものです。これはショウルームとも言い換えられるかもしれません。もちろん物産展業界におけるトレンドとなっているのは前者です。

つまり狭義でのアンテナショップは地方自治体などが東京など大都市(つまり大消費地)で地元の産品・観光地や新製品などを紹介するために展示・小売する施設でありました。あるいはここを拠点に大都市の流通業者へ売り込みも図ります。そしてその大都市の消費者・流通業者の反応をフィードバックすることで、更なる商品開発や観光誘致などに活用するのです。

そのためにアンテナショップは以下の条件が求められます。
  1. 出来るだけ露出度の高い、集客の可能な立地
  2. 情報発信の容易な立地(マスメディアが集中している・立地的に注目されやすい地域)
  3. 商品供給の季節変動に対応するための常設性(旬・季節限定商品)
  4. 売上の季節変動に対応するための常設性(気温マーケティングなど)
  5. 設置場所の公共性(運営者が公共団体なら、特定の企業のテナントなどとしての出店はしにくい)
  6. 取扱商品の公平性(運営に税金・公費が投入されているなら地域の産品を公平に取り扱う)
その条件を満たすには、どうしても東京、しかも銀座・有楽町・新宿・青山などに集中する傾向があります。

ところが、その条件に合致しにくい物産展へのアンテナショップ進出が目立ちます。集客は出来ますが、1週間限りの臨時出店で、時期によってはよい商品が揃わない可能性もあります。そしてなにより設置場所が百貨店という私企業のイベント会場という意味では地方公共団体としては出店しにくい場所であります。

実はこの流れを作ったのが沖縄物産展でした。私が確認した限りではすでに2003年から全国の沖縄物産展でアンテナショップが出店していました。それに他の地域の物産展が追随していっていまのアンテナショップブームがあるのです。

というのも全国の沖縄物産展の多くは「株式会社沖縄県物産公社」が主催しています。沖縄県物産公社は物産協会(tokyobussanten.blog.shinobi.jp/Entry/3/参照)であるのですが、自社で製造・卸・小売も手がけています。その小売部門が「わしたショップ」です。

当時のわしたショップ出店の経緯はよく分かりませんが、すべて対面販売で、計量販売・実演販売が主流の物産展にセルフ販売・集中チェックアウト方式というショップが導入されたのは画期的でした。この意義や利点・問題点などはまた別の項で書くことにしましょう。話がかなり本筋から外れてしまいました。

さて、その元祖「アンテナショップ」物産展に今回は行ってきました。と、いってもアンテナショップは会場のホンの一部です。会場の1割弱の面積を占めているに過ぎません。

エレベータを出るといきなり「婦人服飾品売りつくしセール」でびっくりしました。実は秋から阪神・阪急ともに改装があるのでその「生まれ変わり売りつくし」セールのスタートと重なったのです。ですので、「めんそーれ沖縄味と技展」は婦人服飾品を乗り越えていかなければ行けません。

ただこのことが、沖縄物産展にはプラスでした。新型インフルエンザ・景気低迷にもかかわらず集客は順調で、初日は前年2割増しの売上だったということです。梅田阪急が(新型インフルエンザピーク前の)ゴールデンウィークに開催した北海道物産展は薬師寺バイヤーがテレビでも宣伝しまくったのに、売上がかなり悪かったそうです。もっとも今年のゴールデンウィークは曜日の配列が良すぎたので客が遠出してしまったのもあるのでしょうが。

とりあえずエスカレータ脇に山積みの広告をもらいました。今回の広告はB4版4ページとなかなか大々的に取り上げています。広告のテーマは「うちなーんちゅ(沖縄人)の太鼓判、続々!」ということで那覇・国際通りのショップ店員・食べ歩きが趣味の主婦・タクシー運転手の3名の沖縄県民のカミングアウト((c)秘密のケンミンショー)で商品を紹介しています。

このようなテーマはかつて立川高島屋がサンケイリビングの多摩版と組んで北海道物産展でやっていたのがありましたが、あの時はサンケイリビング読者の女性がバイヤーと一緒に出店商談をするというものでした。地元の人が紹介してくれるというと、なんだか本当に掘り出し物があるみたいで期待が持てるというものです。

表紙で大きく取り上げられているのは[南城市/そば処 玉家]のソーキそば、[Paradise CAFE]のおっぱ牛乳のカスタードプリン、[恩納村/琉冰(りゅうぴん)]のアイスマウンテン(フルーツ載せかき氷)、[包(ぱお)]のもずくまんじゅう、[ゴーディーズ]のカツサンド、[カネマサミート]のあぐー(豚)のてびち・らふてぃという初登場のお店ばかりです。

今回私が目当てだったのは玉家さんのそばでした。以前沖縄に行った際に食べたことがあって、もう一度食べたいと思っていたのです。着いたのが12時半過ぎということもあり、既に大行列。30席ほどのお食事処は満席でさらに20人ほど並んでいました。

平日なのでサラリーマン・OLさんが多く並んでいました。待っている間お食事処の2軒隣の三線屋の[宮古木工芸]から三線の音色が聞こえてきてリゾート気分がさらに盛り上がります。お陰で15分ほど待ちましたが意外に苦にならずに済みました。 

食券を買って厨房前の席に案内されました。厨房はもう戦場でした。特に声とかはしないのですが、黙々ともんな手を動かしている状態。でも手際よさそうです。そりゃそうですよね。玉家さんといえば現地でも行列の出来る店です。このくらいは慣れっこでしょう。席に案内されてから5分ほどでそばが出てきました。

e36c8b16.jpeg これが玉家さんのソーキそば。税込801円。ソーキ(ちょうどスペアリブの部位ですね)がごろっと3カタマリほど入っています。あとは島かまぶく(かまぼこ)のスライスとねぎがトッピング。

現地では皿盛のふーちば(よもぎ)が薬味として各テーブルに置いてあって盛り放題なのですが(あまり盛ると青臭くて虫になった気分になります)、残念ながらここには置いてませんでした。淀川河川敷にたくさん生えてるのに(笑)


27615008.jpeg そばはかなり白い若干平打ち気味の自家製麺。沖縄そばはもっと黄色くて比較的ゴリゴリしていてコシがあって、噛み締めるとちょっとボソボソ感のあるのが多いのですが、ここのはツルツルしていてコシはあるのですがシコシコしていて、噛み応えはあくまで滑らかです。

たぶん大阪人にはこの食感ウケると思います。大阪のうどんもツルツルしていて柔らかいのですが、沖縄そばの中では一番これが近いのです。


しかもだしがいいのです。沖縄そばは通常豚と鰹でだしを取ります。ですから九州の豚骨ラーメンとまではいかなくても豚の臭みがあります。でもここのだしは臭みはなくうまみだけが残ります。そして鰹の良い風味が際立つのです。

私はふだん辛いのが好きなのと、臭み消しもかねてコーレグース(島唐辛子の泡盛漬け)を結構かけるのですが、ここのはかけるのが勿体無いくらい。もしかけたいなら半分食べた後で味を変えるために使うのが良いでしょう。

233ec376.jpeg さてソーキも食べてみましょう。どうです、大きいでしょう。脂も乗ってすごいボリューム感です。二日酔いの時には躊躇しますね。

でも意外や意外、実はさっぱりしています。らふてぃもそうなのですが、沖縄の煮豚は泡盛で煮ていきます。そうすることでさっぱり仕上がりますし、余計な脂も抜けていきます。残った脂もコラーゲンになっていてふわふわぷりぷりです。


しかもしっかり煮てあるので赤身の部分も柔らかいのです。見た目はごつくても箸で切れるほどの柔らかさ。しかもあばら骨まで柔らかくて、噛んだら歯型が残るくらい。軟骨部分なら食べてしまえそうです。もちろん食べる必要はないので、ガラ入れの皿も用意されてきます。

久しぶりの玉家さんに一心不乱に食べてしまいました。ごちそうさまでした。

その他の出展者
地名 出展者 商品 備考
那覇市 うちなぁ家 夕飯定食 お食事処
那覇市 ラフォンテ やんばる島豚ハムと沖縄産トマトスープパスタ お食事処
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
那覇市 わしたショップ 沖縄県特産品 アンテナショップ

追記
予算:12000万(16000万売れる新宿伊勢丹についで2番目の売上だそうで)

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